お麩と水切りヨーグルトのヘルシーティラミス
今日のテーマ:お麩とギリシャヨーグルトのティラミス
本日はクリスマスイブ。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は寒いのも人混みも苦手なので、
クリスマスはほとんど家でご飯を食べたりテレビを見て過ごしています。
そんな私は、今年のクリスマスは、
ギリシャヨーグルトにハマっていることと、
家族にダイエット中の人がいることもあって、ケーキを買わずにギリシャヨーグルトを使ったデザートつくりに挑戦してみました。
挑戦といっても、ネットで調べたレシピの中から、材料も少なく道具もいらず簡単につくれるものを選んだので本当に誰にでもできます!!
始めはレアチーズケーキを作ろうと思っていたのですが、
あまり生クリームを使いたくなかったので、レアチーズケーキは断念して、生クリームを使わなくて済むレシピを選びました。
お麩とギリシャヨーグルトのティラミス
1つ目はお麩を使ったティラミスです♪
こちらのレシピを参考にさせていただきました。
材料に一切無駄がない
材料はこれだけです。
ギリシャヨーグルト、はちみつ、インスタントコーヒー、ココアパウダー、お麩。
一般的で馴染み深い材料のみでできてしまいます。
私の場合、ギリシャヨーグルトは、
いつもは普通のヨーグルから手作りしているのですが
今回はたまたまスーパーで特売しているのを見つけたので、市販品を買ってきました。
1人暮らしの方などは、お麩がおうちにないかもしれませんが、
お麩はお味噌汁に入れたりお鍋にいれたりハンバーグを柔らかくするのに使えたり、淡白で非常に使い勝手のいい食材なので、買っておいても損はないですよ。保存も効きますしね。
また、ココアパウダーは家にないという方も多いかもしれませんが、
ココアパウダーは余っても飲むことができるので全く無駄になりません。
ココアについては、こちらにまとめてあるのですが
ココアはとっても身体にいいので余ったらどんどん飲んで下さいね♪
このレシピは全く無駄のない材料のみで出来るところが本当に助かります。
作り方
分量・作り方ともに上記のリンク先のレシピ通りに作ったので、
作り方に関しては、そちらをご参照いただければと思います。
私の方は作った過程で気付いたことがあったので、
それをメモ的に書いていこうと思います。
・作り方①<コーヒー液>をボウルに入れ、つぶした麩を入れ、浸すという項目があります。これがその時の写真なのですが、
液に溶けていない大きめのかたまりがあるのがわかりますか?
これはお麩の外側の硬い部分です。写真だとこの部分。
このようにしっかりと溶けていない部分があると、
出来上がって食べた時にものすごくお麩感が出て不味くなります。
口当たりも悪く食感にも香りにも影響が出るので、
お麩はしっかりとコーヒー液に溶かすか、
溶けない部分がある場合は取り除いた方がいいかと思います。
・水切りヨーグルト(ギリシャヨーグルト)は、自分の好きな食感のものを選べばいいと思いますが、基本的にはマスカルポーネチーズの代わりに使うものなので、なめらかな口当たりのものがオススメです。
個人的には、トップバリュのプレーンがオススメです。
トップバリュのプレーンはこちらの記事で紹介しています。
・リンク先のレシピの中の下「このレシピのポイント・コツ」にも記載してありますが、容器はプリンカップ、なくても小さめのグラスなどで作ると層も外から見やすく、作りやすいです。
私はこんなグラスを使いました。
これは昔、ダイソーで購入したグラスです。
この大きさでも若干大きい気がしたので、これより気持ち小さくてもいいと思います。
それと、私の使用している飲み口が広がっているグラスより、リンク先のレシピ内で使用しているような飲み口が狭くなっているグラスの方がいいです。
というのも、最後にココアパウダーをかけるのですが、
飲み口が広いとココアパウダーのかける範囲が広くなるので苦くなってしまいます。
綺麗な層を作るためには1番上の層にココアパウダーを満遍なくかけたいので、見た目も考慮するならば飲み口の狭いグラスがオススメです。
飲みやすさを考慮すると、飲み口が広い方がいいんですけどね。
飲み口の狭いグラスがなければ、胴体部分と飲み口の幅が変わらないグラスを使うのがベターです。
食べた感想
ヨーグルトにハチミツを加えたことで、
マスカルポーネチーズ感がかなり出ていてコクはしっかりとあるのですが、甘みは控えめで後味にヨーグルトの酸味をほのかに感じます。
私は市販のティラミスは甘すぎてなかなか食べ切れないことも多いのですが、
これはペロっといけました!!
ただ、甘いもの好きにはやっぱりちょっともの足りないかもしれません。
私は大好きな味でしたが、ヘルシーレシピなのでどうしても甘みには欠けてしまいます。
甘いもの好きの方はもう少し砂糖かハチミツを足してもいいかもしれませんね。
そして、お麩ですが、意外や意外!
あのティラミスのスポンジ部分の食感になっています!
「お麩」と聞くと、始めはえ?と思いましたが、全然違和感ないです。ビックリ。
全体的な感想としてはコンビニやスーパーで買うティラミスと比べると、かなりアッサリ&サッパリです。
ティラミスというよりは「ティラミス風ヨーグルトデザート」といった感じでした。
作ってみた感想
私はスイーツ作りというと学生の頃のバレンタインの時に、
チョコレートを固めてハートの型に入れるくらいしかやったことがないので、「スイーツ作りは面倒くさい・お金がかかる」というイメージしかなかったのですが、
今回のレシピはとても簡単で、しかも全く無駄にならない材料で作れたので、横着な私でもとても楽しく・お得に作ることができました♪
味も私好みでしたし、ヘルシーで食べた罪悪感もないし、見た目も綺麗で気持ちが上がりました(^^)
しかし、これだとクリスマス感があまりないのでもう少し季節感が欲しい方は、ティラミスの上にミントやイチゴを飾ってクリスマスっぽい色味にしたり、ろうそくなどを挿したりすると一気に季節感が出ていいと思います。
また、甘いものが苦手な男性やダイエット中の男性用に、バレンタインの時に作ってもいいなと思いました。
お金もかからず工程も簡単ですし見た目も綺麗なので、プレゼントにもピッタリ。
それに、プレゼント相手にお麩やヨーグルトが材料になっていることを伝えたら、その話題で盛り上がって益々仲が深まりそうです!話題性としても◎です。
お麩の原料と栄養
今日使った食材の中でスイーツ作りとしては意外な食材だった「お麩」。
お麩ってなんとなくダイエットにいいヘルシーなイメージがありますが、
どんな素材からできていてどんな栄養があるのかご存知でしょうか?
お麩の原料は実は、小麦粉なんです。
グルテンという言葉を聞いたことはありませんか?
このグルテンというのは、日本語では小麦タンパク質です。
小麦粉に水を加えて練り上げたものを発酵させて、
それを水で洗うと小麦のデンプンが流されてタンパク質成分が残ります。
その残ったタンパク質を焼くと、お馴染みの焼き麩が出来上がるんです。
お麩の正体は小麦たんぱく質だったんです。
小麦タンパク質は、昔から菜食主義者の方たちに重宝されてきました。
厳格な菜食主義の方は、魚や肉だけでなく乳製品も摂取しないので、良質なタンパク質を摂取していくことが大変なんですね。
そこで植物性タンパク質である小麦タンパク質は、貴重なタンパク源として大変重宝されてきました。
植物性タンパク質というと、日本では真っ先に「豆腐」や「納豆」など、大豆由来の食品が思い浮かびますが、良質な植物性タンパク質を含むお麩は、昔から精進料理では大豆由来の食品と並んで欠かせない存在だったそうです。
麩は生麩・焼き麩・揚げ麩と製造工程によって大きく3種類に分けられます。
私たちの食生活に馴染み深い一般的な麩といえば、今日使った「焼き麩」かと思います。
では、この焼き麩の栄養価を見てみましょう。
・焼き麩
エネルギー・・・365kcal(1個1g約4kcal)
たんぱく質・・・28g
脂質・・・2.7g
炭水化物・・・57g
このようにエネルギーと三大栄養素を見てみると、やはりタンパク質がかなり多く含まれているのが分かるかと思います。そして、脂質がとても低いですね。
麩はこのように高タンパク低脂質なので、ダイエットに向いていると言われているんです。
動物性タンパク質であるお肉は脂質が多いのがネックなので、お肉を減らしてその分お麩を使えば、タンパク質の量は減らさず脂質をぐんと抑えることができます。
ですので、お麩はダイエットメニューによく使われたりしているのです。
また、お麩は水分をよく吸うの気軽に食事のボリュームを増やしてくれるのも大きなメリットです。しかも、脂質もカロリーもほとんど増やさず、です。
さらにお麩は、消化吸収がよくてエネルギー源になる炭水化物を多く含んでいることから、消化吸収力の弱いお子様や高齢者の方の方や食欲がない方にもオススメな食材です。
軽くてフワフワでスカスカしているイメージのあるお麩ですが、栄養面では大変優れた食品なんです!
お麩は美容にいい?
お麩について調べていたところ、ネットで「お麩は美容にいいんです!」というような記事がたくさん出てきたのですが、どうしてでしょうか?
これは、お麩にはコラーゲンの主要成分であるプロリンが多く含まれているからだと思います。
コラーゲンについてはこちらの記事をご参照ください。
コラーゲンはアミノ酸が50個以上組み合わさってできているのですが、
プロリンはコラーゲンを構成するアミノ酸の約10%を占めている
コラーゲンの主要構成アミノ酸の1つです。
「コラーゲンを構成するアミノ酸界のボス」と呼ばれているとかいないとか。
この「プロリン」がお麩には多く含まれているために、
お麩は美容にいいと言われております。
私としては、美容に効くほどお麩を食べることができるのか?という疑問と
そこまでの量を食べてしまうとカロリーが気になるなと思いましたが、知識として覚えておくのは面白いかなと思いました。
コラーゲンは関節痛にも効果があるので、やはりお麩はお年寄りの方には大変良い食材ですね。
終わりに
お麩を使ったティラミスを作ったらお麩に興味が出て、
調べてみたら思わぬ発見があった今回のスイーツ作り。
お麩は小麦粉が原料なので、ティラミスのスポンジ部分にお麩を使うのは何の違和感もないことがわかり、何だか目から鱗な気分でした。
何か新しいことをしてみると、新しい発見や知識が生まれるものですね。
以前、「得する人損する人」で家事えもんがお麩を使ったフレンチトーストを作っていたのですが、これも全然違和感のないことでした。
お麩は和風のお鍋に入れてもとっても美味しいので、次の鍋では今日余ったお麩をたくさん入れようと思います♪こうご期待!!